当店は、JR五稜郭駅に隣接しており、交通機関も便利で、函館駅までJRで4分という好立地で、駐車場25台完備しております。
1階は、セルフカフェ・セルフレンタル衣裳・雑貨店
2階は美容室と衣裳点数4000点以上の大きな衣裳室
3階・屋上はフリースペースとなっております。
お客様がご自由にご覧になれるようになっておりますので是非お気軽にご来店ください。
有限会社プロ・ビジョン 代表
婚礼・着付トータルコーディネーター
プライズコーディネーター
昭和57年9月29日。函館市亀田本町55-22にてビューティーサロンあおきを開業しました。
スタート時はスタッフと2人きり。半年後にやっと4人になりました。最初の頃は椅子が2脚、半年後3脚、1年後4脚という状況でした。
当時青木本人は子育ての真最中のため日・月曜日が定休日で午前8時半から夕方5時までの営業時間でした。
子育てが終わった頃から。火曜日の夜間営業をスタートし、午後10時までというスタイルが当たり、毎夜お客様でごった返しました。
開店して10年くらいから婚礼のコンクール・美容国家試験の審査員に挑戦。全国大会では金賞を頂ました。
それから3年後、試験を受け全国のお着付けの仕事をするようになりました。
今はコンクールや試験を受ける人への教育の一環として毎週月曜日はジュニアスタイリストの日として、若いスタッフの活躍の場を作っています。
そして、毎週木曜日は4時閉店とし、スタッフの勉強会に充て色々な分野の方々からの情報、またスタッフ全員での講習の日としています。
また、全国チェーンのベルクラシック函館店に支店を構え、専門店として婚礼等の着付および美容を任されております。
平成17年4月JR 函館五稜郭駅隣(亀田本町65-27)に総合ビル(青木ビル)を建設。
店舗は美容室、レンタル衣裳の他にカフェ、洋風居酒屋、ファーストフード、弁当等のあらたな職種にチャレンジ。
平成17年11月あおきグループから有限会社プロ・ビジョンに。現在に至ります。
「お母さん、まだ寝ないの?」
「もう少し・・・」 私が問いかける言葉の返事はいつも、「もう少し」でした。教師である父が亡くなってから、母は和裁の生徒を教えるかたわら、仕立てを業として父の代わりに一家を支えておりました。
私が幼い頃、夜中に目が覚めると、煌々とした電気の光の中で、いつも縫い物をしたり、反物の裁断をしたりしている母の姿がありました。
朝になると母も少しは眠たのでしょうか、仕立て上がりのきものがハンガーにかかって、しつけが付いておりました。私が起きて、丁度見える位置にいつも仕立て上がりのきものがかかっていて、きものの裾や、袖口の色合いの綺麗だった事を今でも忘れようがありません。八掛け(その時はそんな言葉も知りませんでした)の何とも言えず色合いの素晴らしかった事も、今でもはっきりと覚えております。
函館の湯の川という温泉街の近くに住んでいたせいもあり、よく芸者さん達のきものも仕立てをしておりました。お座敷着のそれは素晴らしかった事、幼心にこの布からどうしてこんな素敵なきものというより、衣裳が出来たのか。母が糸くずが沢山ついた姿で仕立て上がったきものを見ている時、私もいつか一緒に見とれておりました。一生涯きものとともに、母はいつも反物や仕立て上がりのきものに囲まれた生活でした。そんな中、着たかったきものは自分の人生の一部かもしれません。
好きなきものは、やはり辻が花でしょうか。富士山の麓の久保田一竹記念館では、皆様方もそうでしょうか。その素晴らしさに、しばらく動けませんでした。
一竹先生の展示会があると、私は何をさておき札幌、東京等と、追っかけをしておりました。一竹先生のもっと、もっと長生きをして成し遂げたい事が沢山あると書いた文章を読んだ時、生への意地を感じ長生きをすると、夢が叶えられるという思いが湧きあがり、生きる勇気をいただいたものです。私もまだまだ勉強したい事があるという」思いが募り、生きている限り努力をしないと恥ずかしいと思います。あと何回、久保田一竹記念館に行くことが出来るか知れませんが、また行く、行けると信じながら一竹さんの本を見ております。
お客様が持参下さったきものによく自分流のコーディネイトをお勧めして、喜ばれるのがとても好きです。そんなことも手伝って小物を集めるのが好きになりました。本当に帯や小物ひとつで、きもののトータルな姿が全然違う装いになるのですね。お祖母様、お母様のきものが今流に変身して喜ばれたりするのもそうですが、とにかく着付けのみに関わらず、ヘア・メイク・きもののコーディネイトのトータル美の美しさは理屈抜きで感動ものです。
今また和装ブームで、若い方がきものに随分興味を持ってきてくれてます。素晴らしいことだと思います。スタッフはもちろん美容師、一般の方々も、着たい・着せたい・きものに携わっていたい・・・良い感じです。試験やコンクールでもどしどし挑戦してもらいたいし、少しでも若い人達にきものを着た時、着せていただいた時の嬉しさ、和服の良さを今後も伝えて行きたいと思っております。
楽・軽・お手軽・華・ブランド・注目度等、きものに関しては若い人の希望が色々あると思いますが、私たち美容師が、大人が解決してあげなければ、と思います。
女優の吉永小百合さんが出演しているCMで「大人は、とっても長いから」と言うシーンがありますが、年齢を重ね少し自分を振り返れる時こそ、また、きものの醍醐味が必要ではないでしょうか。お振袖ももちろん素敵ですが、大人の女性の凛とした和服姿、どこかで自分に自信がつくのでは・・・。そんなお客様に、お着付けが出来る、私にもったいない位格好良い、充実した仕事に巡り会い、毎日が、幸せです。